2017年の暮れから着付けの練習のための準備をし始めました。
2018年3月には以前習っていた着付けの先生に連絡を取り、再レッスンを受けました。
その一方で着物に関する知識が全くなかったので、いろんなことに関して疑問だらけです。
それを2017年暮れに偶然再会した着付け講師の方に習いました。
目指したのは暮らしの中の着物
私が目指したかったのは暮らしの中の着物でした。
晴れの日に訪問着を着るのも素敵なのですが、もともと普段着の着物をまず着てみたいと思っていました。
祖母が日常に着物を着ていたように、或いは母が昔は着物で家事をしていたと話していたように…
ただ普段着の着物といっても、具体的なことが分かっておりませんでした。
着物の格や帯の格、また素材のことから、組み合わせ、お手入れのことから何から何まで知らないことばかりです。
当時の私は、着物の世界の右も左も分からないまま、ただ着物を着るという願望を叶えたいだけでした。
着付けを習ったというのは、着物の世界へのスタートラインに立っただけなのです。
『普段着の着物=カジュアルな着物』というわけでもないのですが、『カジュアル着物』という概念も知りませんでした。
暮らしの中の着物との付き合い方について、様々なことを教えていただいたのが偶然再会した着付け講師の先生でした。
普段着物を着るには実生活での着物に関する知識が必要

実際に暮らしの中で着物を着るには、知らないことばかりです。
例えばお手入れ一つについても分かりません。
着物だけでなく、肌着、襦袢、様々な小物についても知らないことばかりです。
幼い頃から生活の中で慣れ親しんだわけではありません。
知らないことばかりなのは当然です。
日本人なのに、いざ着物を着て生活をしようとすると、何も知らないという事に愕然としました。

何一つ知らないということを知らなかったのですね。



着物について知りたいと思うと同時にその背景、和文化についても知りたいと思うようになりました。
知らないことを知るために勉強会を開催する
知らないことを知るには、YouTubeやインターネットで調べるのも良いのですが、実際に着物で生活している講師に教えていただくのが一番です。
ネットの情報は色々有りすぎて、それぞれが正しいとは思うのですが、異なる立ち位置や視点からの意見もあるので、初心者にはどう解釈して良いか判断しにくいと思います。
なのでまずは一人の講師に習って、自分の中に一本の筋を作るというか持っておくことをお勧めします。
もともと個人事業で講師を始めたときから、自分が知りたいことは講師を呼んでセミナーや勉強会を開催していました。
また自分が知りたいと思うことは、誰かも知りたいと思っているかもと、周りに声もかけました。
そうやってきたので、同じように勉強会やお買い物ツアーを着付け講師の方と企画して開催していきました。
講師には謝礼を支払いますが、こういったことはほぼボランティアです。
ボランティアですが自分が知りたいついでに開催しているだけなので負担でもなんでも有りません。
自分の勉強ついでに開催しているので、むしろ喜んでいただける方に参加していただけただけでも有り難いことです。



自分も楽しんで開催していました。
着物とその周辺についての知識を学ぶ勉強会
着物と帯については、まず手持ちの着物を見ていただいて、どういった種類の着物なのかを学びました。
私は普段着の着物が紬や小紋ということも、織の着物に染めの帯という着物の世界で一般知識も知りませんでした。
本やネットで知識は拾えても、目の前の着物や帯に照らし合わせて判断するのが難しかったのを覚えています。
実際の着物や帯を見て学ぶのが一番分かりやすいのです。
それから着物のお手入れのことや、肌着や襦袢のこと、小物のお手入れのことなど、ありとあらゆる疑問を投げかける勉強会を開催しました。
講師の方が、ある時は洗い張りして反物にした状態のもの(元は着物)を見せてくださいました。
元は男物の着物(大島)という雨ゴートも見せてくださいました。
こういった経験も着物の世界が初めての初心者には貴重です。
また着物初心者にとっては、最初に乗り越えたいのが『半襟のおしゃれ』です。
これにも、実際にレースの半襟を付ける体験会を開催していただきました。


リサイクル着物のお買い物についての知識を学ぶ企画・お買い物ツアー
また、着物生活を始めるために着付けの練習を始めて間もない頃に、リサイクル着物について学ぶお買い物ツアーをしていただきました。
当時、『リサイクル着物』という概念が全くなかった私には、リサイクル着物店でお買い物をすること自体が貴重な体験でした。
初心者が一人で呉服店に入るのは気が引けますし、行きつけのお店があるわけでも有りません。
リサイクル着物店ならまだハードルが低いのですが、それでも初心者が一人でお買い物に行くには知識が無さすぎます。
なので講師の方がよく知っているお店を紹介していただき、それぞれのお店でのお買い物のポイントを教えていただくというお買い物ツアーをしていただきました。
実際の商品を見てのチェックポイントを教えていただけるのは勿論ですが、ちょっとした疑問・質問をその場で解決していただけるというのは『生きた知識をその場で学べる』絶好のチャンスです。
実際にお買い物ツアーに4回くらい参加しましたが、季節をまたいで参加することで年間を通しての着物に関する知識が身につきました。
ぜひ着付け講師のお買い物ツアーに参加することをお勧めします。
私自身も以前着付けを習った先生に、お買い物ツアーをしていただいたのですが、それから数年も経っていたので記憶が曖昧でした。
何度も参加することで、リアルな知識も身に付きますし、一人でお買い物に行く自信も付きます。



お買い物ツアーで着物に関するリアルな知識も身について、一石二鳥♪
練習用のリサイクル着物と帯でガンガン練習すると良い
私はリサイクル着物店で買い求めた古い着物と練習用の帯と帯締め(各々100円〜500円)で、時間を作ってはガンガン練習しました。
当時は実家に行った時のみ着物を着ていたのですが、リサイクル着物や練習用の帯は自宅に持ち帰って、それこそ隙間時間に練習しました。
頭でいちいち手順を考えるのではなく、手が覚えるまでになりたかったのです。
(カッコよいことを言いますが、今でも帯揚げを忘れるなどのボケはやらかします)
帯も練習すると折り目が擦り切れてきますし、帯締めも痛みます。
着物も一定の場所に負荷がかかるので破れてきます。
遠慮なく練習するには練習用の古い着物と帯が一番です。



上達するにはとにかく練習するしか有りません。



古い着物と帯なら、生地が痛むのも擦り切れるのも気にせずガンガン練習できます。
カジュアルから始めて、一年後にパーティー企画まで
生活の中の着物についての知識を身につけることから始まった2018年でしたが、4月には初めて着物で外出をする機会を作り、それからランチ会などを企画していきました。
もともとセミナーやイベントを企画していたので、様々な楽しみ方を企画するのは苦になりません。誰か参加してくださったら嬉しいですが、自分一人でも構いません。
それでも着物に関する企画を始めていくと、関心のある同世代の方々にご参加いただけたのはとても有り難いことでした。
着物を着る機会を作るためのお出かけ企画を重ねる一方で、着物についての知識を学ぶ機会を作っていきました。
生活の中の着物(カジュアルな着物)を目指す立ち位置から始めたことは、自分にとっては正解でした。
普段の生活の中で正装を自分で着付ける機会はほぼ有りません
お教室によっては、最初から正装がきちんと着付けられることを目指すところもあるようです。
それはそれで間違ってはいませんが、自分の経験上、正装の着付けを求められる場所では、着付けをお願いします。
(喪主を務めたときがそうでした)
我々一般人の生活の中で、着物の正装を自分で着付けることを求められる機会はほぼ無いということです。
それなら、最初はカジュアルな着物の着付けまで、全然困らないのです。



しかもハードルが低いので誰でもチャレンジできます。
普段の着物に慣れたのちに正装の着物にチャレンジ
それでも1年後には、手持ちの訪問着などを着る機会が欲しいというご意見を頂いたので、ホテルランチを企画をしました。
そこでリサイクル店で、一つ紋の色無地と帯を購入し、初めて柔らか物(タレもの)の着付けにチャレンジしました。
普段が紬ばかりでしたので、絹の柔らか物を当日着付けるために3日前から練習しました。
またそのためにひと月前には『柔らか物の着付け教室』を開いていただきました。
今から考えても、最初から柔らか物(タレもの)にチャレンジしていたら挫折していたと思います。
紬に慣れてから、柔らか物(タレもの)にチャレンジしたので、何度かの練習で乗り越えることができました。
着物のベテランの方が仰っていた『絹の気持ちよさ・心地よさ』も最初は全くよく分かりませんでしたが、2年目にもなると『柔らか物の心地良さってこれか!』と分かるようになりました。
普段着の着物(カジュアルな着物)から始めて、本当によかったと思いました。
動画内で紹介している本はこちら
カジュアル着物のはじめ方 ~好きなものを着る、着たいときに着る~










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